アート学びませんか?

art

こんにちは U-style です

 

研修でドローイングを取り入れているのですが、

その理由ともなる増村岳史さんの『ビジネスの限界はアートで超えろ!』を久しぶりに読み直しました

 

読めば読むほど、アートの重要性に気付かされます

ビジネスにおいて必須スキルであることに納得です

 

 

絵を描くということが、すべてのクリエイティブ(創造)の源になっている」

 

絵を描くことで新たな知覚と気づきを手に入れ、眠っている自分の才能に気づき、火がついた

 

デッサンが上手くなるコツの半分は、数学的なものごとの見方や論理力なのです。そして、もう半分が自身の本来持っている感性の力を引き出すことです。

 

絵を描くことには、感性や感覚をつかさどる右脳と、論理をつかさどる左脳を統合した、調和のとれた能力が必要とされる

 

全体を直感的に捉えることのできる感性や、課題を独自の視点で発見し、創造的に解決する力の重要性が日増しに高まってきています。

松任谷由美
村上龍
中尾彬
京本正樹
この4人の共通点がわかるでしょうか?
答えはみな美術大学を卒業(あるいは中退)していることです。
そういえばわたしが好きな、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのバンド「King Gnu」の頭脳、常田大希さん(Gt.Vo)も東京藝術大学出身ですね。
メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)』でもそうですが、右脳と左脳を如何に活用できるかといったところがポイントかと思います。

 

フェイスブックはアートで埋め尽くされている

 

「この会社はアップデートし続ける

 

Airbnbを作ったのは美大生

 

正気を取り戻し、世界への視野を正すために日本画を見る」

また、蒐集の際は「なぜこれに心を奪われたのか」「どうして自分にとって特別なのか」と自問自答を繰り返し、吟味に吟味を重ね、これまでの蒐集品との調和までをも考えながら愛をもってコレクションに加えていたそうなのです。

FacebookとAirbnb、それからピータードラッカーの例を紹介しています。
とくにドラッカーが日本画をコレクションしていたことは非常に興味深いです。

 

デッサンをする際にもっとも重要なことは、絵を描く対象を見る際に「俯瞰」と「主観」を繰り返すことなのだと言います。つまり、まずは対象を俯瞰して全体像をつかみ、大まかなフォルムを捉えることからデッサンが始まります。そして、大まかなフォルムを捉えられたのちに徐々に細部を詰めていくのです。

 

デッサンを描き上げるためのコツは俯瞰と主観、つまり全体を捉えることと細部を詰めていくことを交互に繰り返していくことにあるのです。

 

表層的な思考とは、短期的な課題や目標を完遂するためのものです。

 

深層的な思考とは、長期的な目標達成やビジョンを実現するためのものです。

この「絵を描く」というプロセスが非常に大切です。
別の言い方をすると『具体と抽象 ―世界が変わって見える知性のしくみ』をいったり来たりすることで、それがものの見方、考え方に対して重要だということです。

 

マネジメントとは元来、クラフト(経験)」「アート(直観)」「サイエンス(分析)の3つの融合によるものであると述べています。

そして、それぞれの役割を⑴クラフト:目に見える経験を基礎に実務性を生み出す、⑵アート:創造性を後押しし直感とビジョンを生み出す、⑶サイエンス:体系的な分析・評価を通じて秩序を生み出す、と定義しています。ミンツバーグはまた、この3つのバランスが重要であるとも述べています。

経営学者のヘンリー・ミンツバーグが著書『MBAが会社を滅ぼす』の中で述べている内容です。
最近なにかとミンツバーグを目にする機会が増えている気がします。
勉強したいですね。
成功者の告白 (講談社+α文庫)』の中で著者の神田昌典さんが述べている「桃太郎」の話もこのようなところが往々にあるとおもいました。

 

ビジネスの出発点というのは、アーティストが真っ白なキャンバスに作品を制作していくプロセスに近いのではないでしょうか?

 

1を2にする、もしくは2を3、4、5にしていく改善ももちろん重要ですが、ゼロからイチを生み出す「アート(直観)」の種まきも同じように大切なのではないでしょうか?

 

アート=ゼロイチ

 

クリエイティブクラスを簡潔に言い表すと「意義のある新しい形態を作り出す仕事に従事している人々」

 

クリエイティブクラスには、独創性を発揮して、新たな価値を創造することが求められているのです。

 

次世代のスタンダードとなりうる「ゼロ→イチ」を創造する人材が待たれていることは間違いない

ロジカルシンキングと対比してアートの重要性を説いています。
「クリエイティブクラス」という考え方も非常に大切です。
おそらく今後の日本人としての役割はこういったものになってくることは間違いないでしょう。

 

アートが持つ役割はまさにこれです。身体を使い芸術的な活動をした経験は、遅かれ早かれ、必ずアウトプットされるのです。

Appleのスティーブ・ジョブズの有名な「カリグラフィーを描いた経験」が活かされた話です。
このYoutubeは何度見ても感動します。
Steve Jobs 2005年・卒業式スピーチ・日・英語同時字幕

 

外科医や解剖学の医学研究者には、デッサンのスキルが求められます。なぜなら、患部や人体をビジュアルで捉えるために、対象を描写するスキルが重要となるからです。

 

「データ解析、仮設を立証するためのサイエンスが持つプロセスと、ものごとをじっくりと観察し、クライアントのビジョンを深く理解するためのアートの力、この2つの力のバランスがビジネスを前進させる」

 

エンジニアリング(ソフトウェア開発)とドローイング(絵を描くこと)はほぼ同じ行為

 

実践を通して常に新たな発見をしている。

 

全体を見ることと細部を見ることを常に繰り返す。この繰り返しによってもとの計画が間違いだったと分かったときには、修正を加える。

エンジニアリングとドローイングは同じということがおもしろいです。
「図面」なんてまさしくドローイングなので、この視点を持つことにより、
もっと様々な可能性が広がります。
今後も面白い研修をお届けできるように考えてみます!!

 

アートは感性によって問題を提起し、価値の創造をするものであり、デザインは感性によって課題解決をするものです。

 

アートは「作り手であるアーティスト(作家)が自分の中にある思考を表現するもの、または表現の行為(クリエイション)」であり、デザインは「クライアント(依頼者)の課題解決(ソリューション)」であることです。また、デザインには必ず報酬が発生しますが、アートには必ずしも報酬が発生するわけではありません。

 

デザイン思考による施策の大前提は、既存のサービスやプロダクトが存在することです。つまり、目の前にある「課題」から始まるのです。デザイン思考は、課題を解決するためのソリューションのツールなのです。

 

アートが思考や表現のジャンプを起こし、ジャンプをした後ろをデザインが追いかけていくのです。

「アート」と「デザイン」の違いが明確に分かりました。
意訳するとアート≒リーダーシップ、デザイン≒マネジメントに近いものであるなぁと。
しかし、重要なのは「=」ではなく「≒」という点です。
より割合が多いだけといいますか。
違いを明確に分かった上で、意識して使い分ける必要があります。

 

クリエイティビティとは、既存のあるものに自身で入手した情報を使ってアレンジを加え、別のあるものと組み合わせることにより新しいものを生み出すこと

 

デザイナーが表現物を作り出すプロセスは、頭の引き出しの中にストックしてある既存の意匠や先人たちの知恵を引っ張り出し、それに、インプットした新たな知識や情報を組み合わせて制作していくというものです。

 

「言語化できないことはカタチにできない」

たとえば、ルイ・ヴィトンのモノグラムは日本の家紋をモチーフに制作されています。
またクリエイティビティを発揮するために知識としてのインプット、読書が絶対的に重要になってくると思いました。
あとは本物を見ること、触れること。

 

じっくり観察することが大事

 

日本人はこの「じっくり観察する」というステップがとても不得手である

 

つまり、良質なインプットが良質なアウトプットを生み出す

日本人はよくも悪くも「空気を読む」という文化があります。
しかしそれを踏まえた上で、クリエイティビティを発揮するためにじっくり観察することということが大事です。

 

「俺は転んでないぞ、地球が転んだのだ!」

 

「絵描きが未来の画家のために話をするのは何よりも大切なことだ。それ以上に大切なことはわたしにはない、そうだろ?」

さすが岡本太郎です。彼には感性、ロジックに加えてパッションがあふれ出ています。

 

「すべては衝動から始まる、優れた衝動は後から計算が追いかけてくれる」

岡本太郎の発言です。
さすがですよね。
おもしろい。

 

アートの基礎であるデッサンを学ぶことは、ロジックを学ぶことでもある。そして、感性というのはこの基礎の上で発揮されるものである

 

本来、アートのベースにはロジックがあります。感性とロジックが相互に関連し合うことによって、本来のアートが持つ意味やその力を十分に発揮できるのです。

アートのベースにロジックがあるということ。
何事にも基礎が大事だと思いますが、まさかアートの基礎がロジックであったとは…

 

「革新的な製品やサービスを生み出す新たな価値の創造」がイノベーションではないでしょうか。

 

「思いつくか思いつかないか」の問題

 

「新たな価値の創造」「思いつくかどうか」「非連続性」、これらを広めていくための「ストーリー」

 

イノベーティブな商品の誕生の背後には、間違いなく、アートがありました

イノベーションの背後にアート。
アートの基礎にロジック。

 

好調なビジネスは、何よりも魅力的な芸術だ(Being good in business is the most fascinating kind of art.)」

 

経営者はみな、アーティストであり、コンサルタントの仕事とはアーティストが描く大きな絵の実現のお手伝いをすること」

前者は、ウォーホルの発言ということが興味深いです。
表現の違いというだけなのでしょうね。
キャンバスに表現するか、ビジネスに表現するか。
そう思うとすごくワクワクしますね。

 

「完成のままに自由に描きましょう」というのは、「守」以前の人に「離」を求めるようなものです。

 

自らが持っているタッチのリズムをいかに深化させていくか

 

わたしたちはものごとをありのままには見ていない

デッサンの仕方にはしっかりとしたルールがあります。
学びたいです!
気になった方は本書をご覧ください。

 

MBA的な思考は過去のさまざまな企業の事例やエビデンスをもとに、過去からの積み重ねの視点から構造化を行い、課題解決を図ります。一方、MFA的な思考は、真っ白な何も描かれていないキャンバスに絵を描いたりデザインを施していくように、対象をさまざまな角度から観察し、課題を発見して解決していきます。

積み上げ型のMBA創造型のMFAと表現することができるでしょう。

アートとデザインの関係と同じですね。
おそらくこれは両方大切なことで、アートの重要性が非常によく理解できます。

 

「他者(よそ)の真似はしない」

 

「日本人の選手は決められたシステムに沿ってプレーするように指示すると、決められたシステムに沿ってしかプレーせず、自由にプレーするように指示すると勝ちにこだわらずにただ好きなようにプレーする。しかしながら、ヨーロッパの選手は決められたシステムの中でプレーしつつも、時にはシステムから逸脱し、自身のクリエイティビティを発揮し勝利する

後者はサッカー元日本代表監督の岡田武史のコメントです。
おもしろいです。
日本人に欠けていることが、アートの視点からよく見えてきます。

 

 

私も絵を描いていました。
描くのも、視るのもだいすきです。おそらくそれは亡くなった祖父の影響です。
祖父も芸術が好きで、よく本物を観に連れていってくれました。あと、私が描いた絵が今でも実家に飾ってあります。
祖父は私の描いた絵に対して、地元の画材屋さんに行って一緒に額を選んでくれました。
良き思い出です。そのように幼い頃から芸術を愛する視点を植え付けてくれたことには感謝してもしきれません。
私が出世して、世のため人のためになることで少しでも恩返しとなれば…

あと、今の私の活動のスタイルがちょうどアートとデザイン、どちらも組み合わさって非常にありがたい、おもしろいなと思いました。

研修内容なんかを考える際はまさにアートとデザインです。
ためになりました。

 

 

 

3位『逆転のメソッド 箱根駅伝もビジネスも一緒です(祥伝社新書)

 

4位『ビジネスの限界はアートで超えろ!

 

 

U-style
U-style

上の子がトーマスから

急にアンパンマンが入ってきました。

何があったのでしょう。

知らず知らずのうちにおもちゃなんかで潜在意識に植え付けられているのでしょうね…

久しぶりに見てみると結構声が変わっている気がします!

相変わらずテーマソングは哲学的です!笑

ありがとうございます