マッキンゼー流 リーダーシップ

BOOK

こんにちは U-style です

 

久しぶりに伊賀泰代さんの『採用基準』を拝読しました

一言で言うと「リーダーシップ」について全面的に書かれた本なのですが、

何年経っても色褪せない強さや説得力を感じる1冊です

 

コンサルティングファームのマッキンゼーでの経験から求める人材を例に書かれているのですが、

結局は全ての業種、会社において、あるいは一国としても当てはまる大変参考になる内容です

 

気になった点をご紹介させていただきます

「アメリカ人ビジネスパーソンが世界で働く時に困らないよう、学生時代に世界中の人たちと協業する機会を与えて学ばせる」

MBA留学している著者が述べる、アメリカが多くの国から留学を受け入れる理由のひとつです

なるほどと思いましたし、そうであれば強かな国だなと感じました

恐るべし

 

(マッキンゼーの採用面接で)見られているのは、その候補者が将来、経営者に信頼され、さまざまな相談をもちかけられるコンサルタントになれるかどうかです。

地頭の良さだけでなく、コンサルティングが人間相手のサービス業であるということに重きをおいているからこその、重要な視点です

他の業界も同じであるとも書かれていますが、全くもってその通りであると思いました

 

さらに思考体力も重要です。「考える」という行為は、高いレベルの気力と体力を要します。答えの糸口さえ見つからない難問について何時間も考えれば、誰でも頭が働かなくなるし、時には頭を使わないですむ単純作業をやりたいとさえ感じ始めます。頭をフル稼働し続けるのは、とても疲れることなのです。

これも言われれば確かにその通りかもしれません

単純作業を好む・好まないに関わらず、考えることから逃げているかもしれないと思いました

思考体力、重要ですね

 

現状分析能力があっても処方箋を書く能力がないと、現状というコインを裏返しただけの解決策しかでてきません。

 

深く掘り下げるという現状分析作業とは反対方向の思考である、「今は存在しない世界」をゼロからイメージして組み上げていく思考が求められます。ラジオを分解してその内部構造を理解する能力に加えて、バラバラに散らばった部品や材料を見ながら「これらを使って、何か価値のあるものがつくれないだろうか」と考える力が必要なのです。

マッキンゼーで求められる能力として分かりやすい説明がなされています

このような問題解決スキルが我々の鉄骨業界においても、本当に必要とされていると感じます

良い視点をいただきました

 

全員がリーダーシップをもつ組織は、一部の人だけがリーダーシップをもつ組織より、圧倒的に高い成果を出しやすいのです。

日本人の教育はどちらかというと1人の目立つ人をリーダーのように捉えますが、

まったく逆の視点です

 

「自分で決め、その結果に伴うリスクを引き受け、その決断の理由をきちんと説明する」ことであって、上司の指示をすべて聞き入れることではなかった

ここら辺もリーダーシップのヒントかと思います

このような感覚は一人ひとりがしっかりと持つべきかと思いますがいかがでしょうか?

 

この順番が重要です。「役職が先でリーダーシップが後」なのではなく、必要なリーダーシップをもっていることが証明されて初めて役職に就くのです。たとえばマネジャーに昇進する人は、マネジャーになる前に「マネジャーとしても十分なリーダーシップを、すでに発揮しているから」マネジャーに昇格するのです。

逆に能力のない人に上に立たれると部下も困りますよね

その点で

リーダーは組織の和よりも成果を出すことを優先します。したがって強力なリーダーは、同じ時代、同じ空間を共有する人にとっては、必ずしも「一緒に働いて楽しい人」ではありません

という主張にも納得です

多分、みんなが薄々気付きつつも、「いやー」といって簡単な方に逃げているのではないでしょうか

私自身も前職での上司としての甘さに反省しっぱなしです…

 

能力の高い人より、これから伸びる人

この視点もすごく大事ですよね

チャレンジし続けることが大事!!

 

リーダーがなすべき四つのタスク

その1:目標を掲げる 「変化を起こす力がある人」

その2:先頭を走る 反対に言えば、人の後をついていく、誰かの背中を見ながら走ることは、相対的に非常に楽なことなのです。

その3:決める 「自分がリーダーならこうします」

その4:伝える

 

目標を掲げ、先頭に立って進み、行く道の要所要所で決断を下し、常にメンバーに語り続ける、これがリーダーに求められている四つのタスクなのです。

ずばり!の四つです

全ての人にリーダーシップが求められている=全ての人にこれら四つのタスクが求められていると受け取ります

めちゃくちゃ大事ですよね、分かりやすい!

 

マッキンゼー流

リーダーシップの学び方

基本動作1:バリューを出す

基本動作2:ポジションをとる

基本動作3:自分の仕事のリーダーは自分

基本動作4:ホワイトボードの前に立つ

とあり、なかでも基本動作3の

「自分の仕事に関しては自分がリーダーであり、パートナーやマネジャーを含めた関係者をどう使って成果を最大化するのか、それを考えるのがあなたの仕事だ」

ということには目から鱗でした

それぞれの詳細は是非、本書の中で確認してください

本当に素晴らしい内容です

 

日本の最大の問題は、「優秀な人材は存在しているのに、優秀なリーダーが存在していない

誠に僭越ながら、鉄骨業界における課題も、突き詰めるとここの気がしますね

 

「今の日本では、大学新卒時に就職するというカードがあまりにパワフルなため、みんなそればかりにこだわっている。だから自分はあえてそのカードを使わずに、キャリアをスタートさせたかった。社会を変えたいなら、まずは自分の生き方を変えないと始まらないと思った」

伊賀さんが出会った若者の言葉があとがきに紹介されています

私が本書を初めて読んだのは今から結構前なのですが、ここに書かれている言葉にとても勇気づけられたことを覚えています

 

まとめていて、結構厳しいこと言われてるなぁと思いました笑

ただ抜群に結果を出しているがゆえの説得力ですよね

バリバリいく感じ、好きです!

 

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「リーダーシップ」の重要性を本当に感じています

なんとか研修の中でお伝えできないか、

あるいは別個、そのような研修を設けられないか検討中です

まずは私がしっかり身に付けねば…

最近読んで良かった本

1位『メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

 

2位『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)

 

3位『日本再興戦略 (NewsPicks Book)

 

4位『採用基準

 

5位『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (NewsPicks Book)

 

U-style
U-style

家で筋トレをしていると、

上の子が腹筋に向かって椅子の上から

ジャンプしてきます

おかげでいい筋トレになります

 

ありがとうございます